戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

水無月になりました

6月1日です、きょうから6月…

 

古くは「水無月」と呼ばれました…

 

梅雨時で、雨の多い時期なのに「水無月」とはこれいかに…?

 

「無」という字は、「の」という連体助詞にあたるのだ、

という説もあるそうです。

 

田んぼに水をはるので、「水張月」という別名もあるとのこと…

 

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戸隠も、田植えが一気に進みました。

 

今朝も、戸隠は好天! 

 

今回は、小学校の校庭から、戸隠連峰ではなく、荒倉山に注目! 

先日、あの山で遭難事故があった、というニュースが流れています。

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標高は1400mほどですが、険しい尾根筋は危険なところがたくさんあります。

なめてはいけません。

 

地質も戸隠山と同じで、ナイフリッジや窟がたくさん!

 

閑話休題

 

小学校の校庭から、少し南西に巨木があります。

長野県天然記念物「豊岡のカツラ」です。

 

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親鸞聖人が戸隠を訪れた際に、この地に立ち寄り、

その時に地にさした杖が成長したとの伝説があります。

 

800年前のことらしい、本当ですか?

 

画像でみると、たいしたことがないように見えますが、

隣にあるお宅と大きさを比べてみて下さい。

 

大きいですよ

 

長野県を代表する巨木です。

 

その近くには、豊岡神社があり、

境内にはお百度石があります

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信心深かったんだな、昔の人たち…

 

社寺への崇敬や祈りが日常だったのかと思います。

 

それだけ、病気や艱難辛苦があったのでしょう…

 

🐕「今も昔もいろいろあって、大変だったのじゃなぁ…」

 

 

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今日の館長は、ちょっと殊勝でした…