戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

はるばるやってきました

先日神奈川に出張をした職員が、面白いお土産を持って帰ってきてくれました。カマキリの顔みたいな形をした黒いもの…? 実はカラスウリという植物のタネです。わざわざ腐りかけていた実から取り出して来てくれたとのこと。カラスウリは長野県ではあまりはえていないので、ありがたいことです。
このタネは、形を大黒様が持つ「打ち出の小槌」に見立てた縁起物で、財布に入れてお守りにするのだそうです。お客さんに見せても、形の面白さがとてもうけます。今年は博物館で栽培してタネを増やし、ラッキーアイテムとしてお土産にできないかとも考えています。でも…、そもそもカラスウリは戸隠で育つことができるのでしょうか? カラスウリプロジェクト始動です。