戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

春の使者

館の周辺ではニホンアマガエルシュレーゲルアオガエル
なき始めました。

そして今日、今年初めてのモンシロチョウをつかまえました。
春になるとサナギからチョウへと変身するモンシロチョウ。
多いところでは1年で6回も世代が更新するそうです。
ほとんど全国で見られ、暖かいところでは幼虫でも
冬を越すそうですが、戸隠ではサナギで越冬します。
この子も春を感じて羽化したばかりでしょうね。

日本のどこでも見られるモンシロチョウは
先史時代に人が持ち込んだ史前帰化昆虫だと言われています。
数千年をかけて、日本の自然に組み込まれていった生き物なのです。