戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大量の・・・

 こんな大量のカブトムシの幼虫は見たことありません。その数、なんと280匹以上!館の近くにお住まいのおじさんが、田んぼに撒くために作っていた堆肥の中にいました。当館の自然観察会で使う目的で譲っていただきました。
 カブトムシの幼虫はすごい大食漢で、成虫になるまでに丼ぶり3杯分ほども堆肥を食べるのだそうです。栄養が悪い(エサが少ない)と、小さなカブトムシになってしまうので、エサ用の堆肥も分けていただきました。夏まであと4ヶ月ほど、どんなカブトムシが出てくるか、今から楽しみです。
 ちなみにカブトムシは1年しか生きられない昆虫で、秋に卵から孵化(ふか)して、大きな幼虫(3令幼虫)に成長して冬を越します。今日いただいた幼虫は、昨年の秋に産卵されたものです。