戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

菜の花

昨日ご紹介したカブトムシの幼虫をくださったおじさんは、日頃から博物館の環境美化に貢献して下さっています。
草刈りや樹木のせん定、さらに花壇の手入れまで、本当に頭が下がります。
おじさんが丹精された花壇の菜の花が、今ちょうど見ごろです。

暖かい日差しに黄色い花が輝いていました。

さて、植物標本を採集に裏山の林道を車で走っていると、こちらにも菜の花のような黄色い花が…

外来植物のハルザキヤマガラシです!
飼料のタネにまざって日本にやってきて、増えてしまった困りもの。
標高の高いところでもはえられるので、戸隠でも高山に侵入してしまう可能性があり、対策を検討しなければならない植物です。
こんな人里離れた林道にもはえていたとは…  がっかりしてしまいました。
おもわず引き抜いて、お昼にゆでて試食してみました。

おっ! ヤマガラシというだけあって、ちょっと辛み+苦味がきいていますが、野趣あふれる山菜と思えば、おつまみにもいけそうです。星1つ半といったところでしょうか(3点満点で)。
茎はすじっぽかったので、あまりおすすめしませんが、もっと早い時期ならいけたかも。
ハルザキヤマガラシ撲滅のために、みなさんも積極的に食べてみてはいかがでしょうか?