戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

茶臼山にて

今月17日に開催される自然観察会では、戸隠とはちょっと違う自然を味わおうということで、茶臼山の恐竜公園で行います。

今日はいいお天気の中、その下見に行ってきました。
大きな恐竜はちょうどお色直し中で、業者さんが作業をしていました。ピカピカの恐竜を見ながら、斜面を登っていくと大きなクヌギの実が落ちていたり、きらりと光る宝石(!)があったり、面白いものをたくさんみつけました。当日もお楽しみに!
でも実は、今日だけ見れたとっておきも…
一本の大きなサクラの木の周りをミツバチが大勢で飛び回っていたので、何事かとおもいきや…
なんと、サクラの木の中に作られたミツバチの巣を、スズメバチが襲っているところだったのです!

(↑写真には飛び回るミツバチが写りませんでした)
何匹もで巣に侵入を試みる大きなスズメバチ。ミツバチは巣の入り口で応戦しますが、スズメバチに次々にかみ殺されてしまいます。
ミツバチにはスズメバチに対抗する攻撃技「必殺のハチ団子攻撃」(←大勢でスズメバチを包みこみ、体温を上昇させて、スズメバチを熱で殺す技)をもっているはずです。
その瞬間が実際に見れるのか!?
かなり興奮して、しばらく見ていたのですが、ミツバチがスズメバチに一方的に襲われているようにしか見えず、時間切れでその場を去りました。残念。
このミツバチの巣の結末も、自然観察会本番で確認できるものと期待しております。