戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ヒマラヤスギ

以前こちらに勤めていらっしゃった人の職場へ行く用事がありました。
これは、そのときに頂いた物です。

ヒマラヤスギ(Cedrus deodara)の球果。キャンパス内に生えているものでした。
大きいですね。
前にも、ヒマラヤスギを持ってきて下さり、ブログで紹介しました。
ヒマラヤスギの球果に触れると、濃い樹液が指につきます。これがまた強烈なスパイシーな臭いを持っていて、とても粘性が高く指と指とがくっついてしまうほど。
乾燥すると球果がはじけてしまいます。この写真のものは、はじけそうになっています。

これは二日後の姿。
いただいてからたった二日後なのですが、少しづつ開いているのが分かります。
ある博物館職員が、「ぱりぱりっ」という音がしているとおっしゃっていました。
これを湿らせると、再び元の姿に戻るのだとか。これは、ちょっと試してみたいですね。