戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

忍び寄る魔の手!?

ここ数日、寒さが緩み、雪解けも進んでいます。
屋根の雪が落ちる音に驚かされることもしばしばです。
桜の開花予想も発表されて、一気に春待ち気分が盛り上がっています。

と、外の桜に目をやると、フィッフィッと優しい声で鳴く鳥が、枝先をうろついていました。

ほのかな赤い色がきれいなベニマシコです。このあたりには冬鳥として渡ってきます。
(写真でその美しさをお届けできないのが残念です…)

しかしその挙動があやしい……
桜の芽をむしって食べているではありませんか!
木の下には無残に食べ散らかした跡が一面に!!

春の楽しみを奪うとはなんてやつ! 日本人全員を敵に回したなっ!!

愛らしい姿から一変、北国からやってきた悪の使者に見えてなりませんでした。