戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

水辺

館にはヒョウタン池というかわいい池があります。
小学校時代に卒業記念で作られたもので、もともとは
コンクリートで囲まれた、ひょうたん型の普通の池でした。
そこに植物などを植えて丸3年。

水辺を覆うスイレンの仲間や、ジュンサイ、ヒシ、フサモ、
岸辺にはヨシやセリの仲間も繁茂しました。
いつの間にか、ミクリという珍しい植物も成長して実をつけていました。

実がクリのいがのようなので「実栗」。
他の植物を入れた時に、種が土に混ざっていたのかもしれません。


そんな水辺は、毎日生き物の気配で活気づいています。

何種類ものトンボの仲間が卵を産みにやってきますし、
大きなカエルや、ミズカマキリ
時にはカエルをねらうヘビも…


小さくても生き物たちが暮らす空間として、役割をはたしているようです。
ご来館の際にはぜひのぞいてみてください。
面白い生き物たちに出会えるかもしれませんよ^^