ボランティアさんから貴重な花をいただきました。
紅花(ベニバナ)です。
すでにドライフラワーになっていますが、
紅花染めに使う花ビラは、乾燥してもきれいなオレンジ色を保っていました。
産地ではこれを染料にするほど摘み取っていくのですから、
気の遠くなるような作業です。
いただいた花は、草木染めに大切に使わせていただこうと思います。
どんな色に染まるか楽しみですね。
この花のもとの部分には、種も入っていました。
花のわりに意外と大きいです。
そう言えば、料理に使う「紅花油」はこの種からとった油。
一粒噛んでみると、こうばしい味がしました。
なかなか目にすることがない実物を見させてもらったおかげで、
自分の中の「紅花」のイメージがより鮮明になりましたし、
身近に感じられるようになった気がします。
博物館ってそんな発見の場なんだな、と改めて気づかされました。