戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

成長

今日は肌寒い一日となりましたが、雨に降られることなく無事に小学校の地層観察を終えることができました。

子どもたちはメノウさがしに夢中で、なかなか歩いてくれませんでしたが、その分しっかり地層とにらめっこをしていました^^ 


自分たちが育った長野の大地。
その生い立ち、大地からの様々な贈り物、「今」に立って過去から学び未来に目を向けること…
子どもたちにはたくさんの経験をしてもらって、考える力、生きる力を養ってもらえたらいいな、学校とは違った場所での学びも、刺激になったんじゃないかな? と楽しそうな姿を見ていると思います。


そして、教員を目指す博物館実習生の案内にも、頼もしさがあり、
若者を見守る年寄りの気分になってしまいました。

「成長」っていいですね。


また、私としては館内解説の後に「国立科学博物館と比べてもそん色ないですよ」という先生のお言葉がうれしかったです。
(だいぶ‘よいしょ’してもらったかもしれませんが^^;)
もちろん規模や資料の質はかないませんが、資料の幅広さと親しみやすさが「うり」の当館です。
「面白い!」と心に残るものは国立博物館級であることを目指したいですね。
他人事ではなく、自分も「常に成長」の気持ちを忘れずに^^