戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

実り

今日は大町市から訪れた小学校の地層見学がありました。
遠くから山を越えてやってきた元気いっぱいの子どもたちに、少しでもいい体験をしてもらいたいと、職員も張り切りました。

地層の描き方を、ボードを使ってレクチャー。
じっくり観察したり描いたり、また、化石やメノウを拾ったりと過ごしました。
実りのある一日になったかな?


さて、この時期の戸隠には、実りがいっぱい。

こちらは地層見学のコースでも見られる「バナナ」…ではなく、アケビです。
(↑実際にそう子どもたちに言われたことがあり、職員も目が点…^^;)
天然ものにしては驚くくらい、ねっとりとした濃い甘さが特徴。種が多くて食べにくいですが、それは野生のものですから。
おいしくいただいたら、お礼にアケビの分布拡大の作戦にのって、種は外にまいてあげましょうね^^


また、館ではカキがだいぶ色づいています。

このつやつやしたオレンジ色を見ると、「秋」、「実り」が連想されます。
そして刺激される収穫本能と食欲…  
冬を前に秋を満喫しなければ!!