新聞等で報道されましたが、
上信越高原国立公園のうち、妙高・戸隠地区が新たな国立公園として、
「妙高戸隠連山国立公園として」分離独立することになりました。
全国で32番目のものとのこと。
その中で、戸隠山の存在が注目されています。
海底に堆積した地層が2000mの山脈に隆起したのですから…
さっそくテレビ局からも問い合わせがありました。
自然の豊かな地域にある、その成り立ちを紹介する自然史博物館として、
当館もさらに注目を集めたい!と思っています。
歴史を調べると、昭和23年に国立公園指定期成同盟会が結成され、
昭和25年に「妙高戸隠国立公園指定に関する陳情書」が
当時の長野市長 松橋久左衛門 名で厚生省に提出されました。
中部山岳国立公園の飛地として国立公園への編入を目指していたようです。
この中には、次のような文章も(戸隠村誌,1962)
「戸隠地域には多種の鳥類が群棲し学術的好資料に恵まれ、
他方米国人が特に珍重するキジが多く棲息している」
面白い記述です。まだ、進駐軍占領下の日本だったのですね。
それから8年後、
昭和31年、上信越高原国立公園の飛地として編入になったのです。
それから約60年たち、とうとう分離・独立となりました。
めでたし!めでたし!