戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日も

昨日ご紹介した蕎麦うち道具の持ち主から、
さらに貴重な資料のご提供をいただきました。


実際にその道具を使って蕎麦を打っているところを撮影した、
昭和45年の記録です。

一連の作業の手順が写真になっていて、アルバムにまとめてあります。

とても上手に伸ばしていますが、蕎麦屋さんというわけではなく、
本当に普通の農家のお母さんなんです。


どの家でも毎日のように蕎麦打ちをされていたのだそうですから、
みなさんそれぞれプロ級だったんですね・・・



さらに、根曲がり竹を使った竹細工も、組合さんの協力をえてそろいました。

さまざまな道具があって、改めて感心します。


こちらは蕎麦ざる。

日用品ですが、本当にきれいで芸術品です。

戸隠の竹細工は、ふちの所に使う竹にこだわりがあって、
柔らかな1年物の竹を、乾燥などの独自の行程を経て、
丈夫でしなやかな竹ひごにするのだそうです。


これらの2つの戸隠の特産品が生まれ、発展するのには、
じつは戸隠の自然や気候なども大きく影響しています。


明日から始まる「戸隠 七不思議」展をぜひご覧ください!