戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

春のお楽しみ

穏やかに晴れました。
戸隠でも気温があがり、
花壇では越冬したヒオドシチョウが舞っていましたし、
池ではヤマアカガエルの笑っているような鳴き声も聞かれました。


楽しげなのはこちらも。


春植物のアズマイチゲ


ふきのとうの5人姉妹も^^



ちなみに、ふきのとうにはオス・メスがあるのをご存知ですか?
写真のは小さなそれぞれの花から棒状の雌しべを1本ずつ出しているので、
雌花(メス)です。
(地下茎でみな繋がっているので、姉妹? 正確には分身・・・)


糸のように細い雄しべの束をたくさん出しているのが雄花(オス)になります。



ふきのとうと言えば、天ぷらなどに料理してもおいしいですが、
オスとメスとで味が違うとはよく言われること。


もちろん好みもありあすが、
オスの方が苦いとか、天ぷらにしたときはオスの方がおいしいとか、
メスのほうがかたいとか・・・

みなさんはいかがですか?



ちなみに職員は戸隠に来てから、
メスのとうが立っている状態(綿毛)のときに摘んで、
茎をきんぴらにする、という調理方法を教わりました。
これがけっこうおいしいのです!
お試しあれ^^