戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

朝一番…

朝7:50頃です。

「ピン〜ポン!」   自宅のインターホンがなりました。


回覧板かな? 集金かな?と思って出てみると、

通学途中の小学生3名が…



こんなものをくれました。

若いヤマドリのメスでしょうか?



途中でみつけたそうで、

通学路沿いの我が家へ置いていくのがよいだろう!との結論に達したようです。

拾った竹竿に、ヒモでくくりつけてありました。

「博物館に持っていかなきゃ…」と彼らは思ったものの、

持ち運びに、さぞや悩んだのだろうと推測されます。



いや〜 本当にありがとうござます。m(_ _)m


戸隠のこどもたちに、「生きる力」が育っているな、と感じる場面でした。

雪が消えたこの時期、キジやヤマドリは活動が活発化し、

餌をモリモリ食べ始めます。

ところが、食べ過ぎで体が重くなった個体は、車やガラス窓によくぶつかります。



うまく、飛び上がれないのでしょう。

これまでの経験から、エサでお腹がパンパンになっているものばかりです。

「腹八分目」という教えの大事が身にしみた、朝の出来事でした。