戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

発見と日常と!

忘れさられた、火の御子社の杉並木…

切り株調査と並行して、昔の姿を探る手掛かりを捜索中!


別件で訪れた兄弟館で思わぬ発見がありました。

戦前の戸隠を描いた絵の中に、探していた杉並木が書いてありました!


うーん なんの因縁でしょうか?

熊野石塔と杉並木、そして背景には戸隠西岳がきれいに描かれています。


昭和17年秋に描かれたとのこと、大発見かもしれません。


学芸員的には、このつながりがすごい感動です!\(^_^)/




そんな、有頂天ぶりに冷や水をかけるような出来事も発生!

今朝の博物館前には、フンが落ちていました。



この発生源となる獣が、後ろ足で砂をかけたのでしょう。

この辺りをうろつくネコだと、断定!


先日おこなった堆積実験の砂も、ほどよく乾いていて見ごろ!




ごく普通の日常の中、コツコツと集めた小さな発見が、

戸隠の未来につながるとよいな、と思いました。