戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

親近感

昨日の雨のおかげで雪解けが進みました。
今日も気温が高め。
オオイヌノフグリも思わず咲きだしてしまいました。


自宅の裏のぬかるみでは、昨夜ヤマアカガエルも鳴いていました。
気が早すぎです^^;


また寒くなるだろうから、無事に冬眠に戻ってね・・・



さてさて、
昨日、近所のかたから、畑で見つけたという
縄文土器の破片がいくつか持ち込まれました。


こちらは、つぼの底の部分のようです。
数千年前のものが、
これだけの形を維持していることだけでも驚きです。


そして、はっきり見えるいくつかの筋目


つぼを成形するときに、土の下に敷いていた葉っぱの葉脈が
そのまま残ってしまったようです。


手のひらサイズになる、葉脈がしっかり浮き出ている葉・・・
ホオノキやカシワが想像されましたが、どうでしょうか?


葉っぱを敷いて、つぼをつくるようすを想像すると、
縄文時代」が急に身近に感じられました。


この柵地域にすむ人たちの、
ご先祖様かもしれないですしね^^