戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

光るとか 光らないとか

出勤時 「雪の結晶が(車の)ガラスについてる」と

こどもがいったので

お!今日は雪の結晶レプリカづくりができるかも!

期待して向かうも

館周辺は雪が降ってない・・・

しかも 結晶は見当たらず・・・

 

ってことで テンションを落ち着かせて

朝から今月の2つのイベントの準備をしていたところに

メールが

「モモンガが紫外線でピンクに光るのか確認せよ」とのこと

いそぎ冷凍していたモモンガさんにUV照射!

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ピンクに・・・

いやいや 光りませんね

 

調べてみるとナショジオにそんな話が載っている

北米のモモンガ3種はピンクの光るとのこと

しかもオスもメスも

季節を問わず

 

さらに

読み進めると「カメレオンの骨が光る」とある

 

うちのこも光るのかと骨部屋でUV照射!

光らず・・・

 

悔しいので骨部屋で片っ端からUV照射!!!!!

 

すると

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光った!!!!!!!!

 

すっぽんの甲羅です

他の個体も光ったのでスッポンの甲羅は

光る骨として濃厚な気配

検索しても出てこないので大発見かも!

 

ちなみにカミツキガメの甲羅は

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同じライトでこんな感じで 光りません

 

ちなみに生きてる個体を照らしてみましたが

光ってる感じはありませんでした

 

プラスティネーションしたスッポンベビーも光らず・・・

 

しかし スッポンの骨が光って なんの役に立つのだろう・・・

 

思えば スッポンは他のカメより甲羅を覆う皮は薄く柔らかい

 

水槽のガラス越しに照らしたから

わかりませんでしたが

生きている奴も本当は光るのかな?

 

光って同種に存在を知らせているのかな?

 

暗くなったら再度UVライトをすっぽんに当ててみようかな・・・

 

ちなみにもう一つ発見があったのですが

ここでは言えない><

 

来館してくれたら・・・ 

しかも

オフレコでなら・・・

言えるかも