先日、八幡原の公園でどんぐり拾いをしていたら、変な実をみつけました。
緑色の丸い実がじゅずつなぎになっています。
じつはこの実、エンジュという豆の仲間の木の実なんです。
豆の仲間というと、大豆とかフジのように「さや」に入っていて、熟して乾くとさやが割れて中から豆が出てくるものがほとんどです。
しかし、このエンジュは変わり者で、豆が肉質のやわらかいさやの中に入っていて、乾いても開くことはありません。鳥にさやごと食べてもらって、フンに出してもらうタイプの豆なんです。
他にも、豆の仲間で変わった仲間を、先日の四国旅行で見つけました。
タンキリマメと言う小さなつる植物です。
さやは赤く、熟すと割れて中からつやつやした黒い豆が出てきます。しかし、さやからはずれることなく付いたままです。
さやの赤と豆の黒がとても目立って、鳥に「食べて!」とアピールします。
前にもご紹介した赤と黒の「二色効果」というわけです。
豆の世界の、型にはまらない変わり者のご紹介でした。