昨日、近所のかたが珍しいチョウを捕まえた、と持ってきてくださいました。
先日、博物館の庭でも見つかった渡りをするチョウ、アサギマダラです。
丁寧に空き箱を細工した手作りケースに入っていました。
中には蜜をのめるように花も入っています。
至れり尽くせりです。
前回捕まえたものは標本になりましたが、今回はせっかく持ってきてくださったものです。
渡りの実態がわかれば、という期待もこめて、館の電話番号を羽根にマジックで書いて、空へ放ちました。
(↑大きな羽は鱗粉がほとんどなく、丈夫で書きやすかった、と職員の談)
こうしたことは、全国的に行われていて、渡りの謎を解明する手がかりになっているそうです。
数年前には県内の大町市から放ったチョウが、600km以上離れた大分県で見つかったとか。
このチョウも、どこかで誰かの目にとまるといいな。
夕焼け空に舞う姿を見ながら、そんな願いを込めました。