戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大きな海の牛

博物館は展示室でものを見せるだけではありません。
館で持っているいろんなモノや情報を
利用してもらうことも役割のひとつです。


今日は信州大学でダイカイギュウの
研究をしている学生さんがきました。
イカイギュウは人魚のモデルになった
ジュゴンなどのカイギュウ類の仲間です。
日本初の化石発見は戸隠で、
市内からもいくつか見つかっています。
一番新しいのは一昨年中条で見つかったもので、
その研究が今回の目的だそうです。


館では大海牛の全身骨格レプリカを展示していて

骨を比較してみるのには好都合なのです。
(普段はこんなところには、もぐりこめません^^;)

どれかな〜って感じでしょうか…
化石のあばら骨がどちらの何本目なのか調べているのです。
研究成果は後日のお楽しみ!ですね。


みなさんも何か知りたいことがあれば、
博物館を是非利用してみて下さいね。