戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

世界の国から♪

先日の休みを利用して軽井沢へ。あるお店で買い物を楽しみました。
お目当ては世界各国から集められた面白い「実」です。

例えばこちらの「ツノゴマ」という草の実。
10cm以上もある長くて鋭い角が特徴です。

アメリカ南部からメキシコの乾燥地が原産です。
この形から「悪魔のつめ」、「旅人泣かせ」などと言った別名もあります。
そして、このつめで動物の毛皮に絡みつき、別天地へ運ばれるそうです。
日本のオナモミセンダングサのようなものなのでしょうが、こんなに大きなつのでどんな動物にひっかかるのでしょう?
現地で見てみたいものです。

他にも長さ40cmもある世界最大の松ぼっくりや、ぱっくりと開いたユーカリの実、ヘビの鱗のような模様のある実、かちかちに硬くて白いミカンの仲間、などなど、いろいろ集めることができました。

箱に入れて持ち運びができるセットにしました。
そのうちには戸隠の小学校へ披露しに出かけたいと計画中です。


「実」と言えば、今週末の18日(日)10時からの自然観察会では、
ドングリや松ぼっくりなどの木の実を使った工作やクリスマスリース作りをします。
(去年の様子は2010年12月19日のブログをご覧下さい)
イタチの解剖がメインですが、工作だけでもOKですので、
よかったらご参加ください。