戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬の実

京都からの修学旅行で来て下さった高校生のみなさん、
楽しまれたようで、よかったです^^
またぜひ遊びに来てくださいね。


今日は気温が上がったため、雪どけがすすみました。
鳥たちがエサをさがして飛び回っているのか、
室内にもカケスやジョウビタキなどの声が聞こえてきます。


そんなにぎやかな声に誘われて、
明日のリース作りの材料になる実をさがしに、外に出ました。


松ぼっくりはいくつも木についていて、手を伸ばしたらとれました。

来年大きくなる次の松ぼっくりも控えていました。
今は1㎝ぐらいの大きさしかありません。
(春に咲いて、次の年の秋にようやく松かさが開くんです)


常緑のマサキは、今頃になるとちょうど赤い実が目立つので、
毎年、葉と実と両方使わせてもらっています。


今回は赤が目立つハナミズキの実も、失礼して少しいただきました。

でも、、、
これらの実は必死に鳴いていた鳥たちの食糧になるはずのものかも・・・
そもそも実そのものが、植物の子どもたち・・・



罪深さを感じながらも容赦なく収穫した実たち。
明日は参加者の皆さんと、楽しく工作に使っちゃいます^^