戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

判明した事実

柵小学校から引き継いだ資料で、陶器製の犬があります。

某社の商標にもなっているので、
私たちは「●ク●ー犬」と呼んでいました。

その名がついに判明、しかも実在のイヌだったとは…

彼はフォックステリアの♂で、名は「ニッパー」

亡くなった主人の声を蓄音器で聞いていた様子を、
英国の画家、フランシス・バラウドが描いたとのこと。

しかも、1899年の話だそうです。
題名は「HIS MASTER‘S VOICE」

その姿に感動した蓄音器会社の人々が商標に採用したそうです。

それぞれの「モノ」に歴史あり、
あだやおろそかにできないものだ、と感じました。