戸隠の国有林を管理している森林管理署から、
思わぬプレゼントをいただきました。
100年前に植えられた、カラマツとヒノキの幹の輪切りです。
間伐された木のうち、材として利用できない根元の部分です。
きれいに年輪が見えていますね。
100年の歳月を感じます。
上のカラマツはちょうど写真の上側が、
はえていたときの北側にあたります。
一般には、南側が日当たりがいいので、年輪幅が太くなると言いますが、
この木が生えていた林は北側に林道が通っているので、
北側の方が日当たりがよく、幅が広いです。
いろいろな条件によって違ってくるようで、
ちょうど来館されたお客様とそんなお話をしました。
原則通りとはいきませんが、
かつての戸隠の気候がどのようだったのか、
この木がどんな体験をしてきたのか、
年輪から読み取れたら面白いなと思います。