今日は古い資料の整理で戸隠支所に一日缶詰でした。
しかしこの場所、丘の上に建っている上に3階建てなので、
展望抜群です!
一昨日の夜の雨で、高妻山は初冠雪。
紅葉も最終版。カラマツ林が深い黄色に色づいています。
こうして見ると、カラマツ林がけっこう多いことに気づきます。
深まる秋の景色を堪能しました^^
さて、今回整理した資料のメインは、終戦前後の手紙などでした。
宿坊のお宅に保管されていたものなので、戸隠講の関係が多かったのですが、
「重要書類」と書かれた包みの中に、いくつかビックネームを発見!
戦前の外務大臣や、パリでも有名な画家、
著名な思想家や神道学者のお名前も。
恐るべし戸隠・・・です^^;
なにせ皆さん達筆すぎて文字が読めません。
しかるべき人に読んでもらって内容が確認できたら、
きちんと手順を踏んでご紹介できるようにしたいと思います。
こうご期待です!
その中で、今日ご紹介できるのは、このかた
「草木染」という言葉を最初につかった 山崎斌(あきら)です。
戦前の農村に埋もれていた、手すき和紙や手織物などを世に紹介し、
農村の副業の振興をしようとしたかたです。
戸隠とのゆかりが深いのは、柵産の和紙をとても気に入っていた
ということ。
「月明紙」と名付けて出版物にも使っていました。
この名刺も、柵産の和紙を使っているのかもしれません。
当館でも以前に草木染についての企画展を行っていて、
彼や月明紙についても紹介しています。
また、今年はもう終わってしまいましたが、
年に一度ほど、草木染のイベントも行っています。
https://naturalhistory.hatenadiary.jp/entry/2019/09/15/173431
深まる秋の戸隠を眺めていると、
戸隠を訪れた先人の気配が、
なんとなく感じられるような気がしました。