戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ごかいちょ〜

からしとしと雨・・・


夕方はけっこうしっかりと雨・・・


明朝までは雨・・・らしいですね。


そんな中
普段は開かない扉が開きました。

およそ3年ぶりの御開帳です^^;
ご利益もなく、さわりに来る人もいませんが・・・


ここはかつて給食を搬入していたコンテナ室です。


現在では食べることなど決してできない
ボーリングコアが収蔵されています。


そこにあらたなコアが搬入されたのです。


どこに収蔵されたかわかりましたか?


左の上の手前の棚に搬入されています。


なんのコアかといえば

鬼無里中学校のコアです。


昨年11月に発生した神城断層地震で中学校の運動場にひび割れのできました。
その原因を調べ、校舎の安全性を確認する目的で掘られたものです。


貴重な資料のため地元に保管すべし
ということで
博物館で保存することになりました。
さまざまな資料を保管し後世に残すのも
博物館の使命の一つですからね。


実はその使命をかなり多面的に実行しているところのある当館は
割となんでもかんでも保管しています・・・
まさに館内まるごと驚異の部屋的(※)^^;
(見たことない方は是非一度足をお運びください)


ちなみに
崩れていたのは盛土したところのようなので
盛土していないところに建つ校舎は大丈夫な様で一安心^^






※ 中世ヨーロッパの貴族のコレクションルーム
  博物館の前身であり、玉石混淆の収蔵品の展示室