博物館稼業をやっていると、いろんな相談を受けます。
「これは、いったい何?」と、不思議なものが持ち込まれます。
以前に紹介した、戸隠産の「土の金平糖」などがその代表です。
今でも語り草になっていますが、あれには参りました。
それに次ぐかもしれないものが、最近持ち込まれています。
またもや「金平糖」にそっくり…。
直径2㎝ほどの「イガグリ状の物体」です
これは自然のものなのでしょうか?
それとも、人の作った芸術品なのでしょうか?
「そこからかーい!」とのツッコミが聞こえますが、
みたこともない物質です。
とにかく、わからないものなので調べてみることにします。
キーワードは「エジプトのお土産」らしい、という持ち主の記憶です。
図鑑やネットで、調べてみたところ、正体がわかりました。
その名も「エジプトの星」…
エジプトの砂漠で拾うことのできる結晶体です。
マーカサイト(白鉄鉱)の結晶が、
ヘマタイト(赤鉄鉱)に置き換わったものとのこと。
パワーストーンとしても有名なのだそうです。
「へぇー」な世界でした。
エジプトにはいったこともないし、
こうしたモノに出会う機会もなかったので、勉強になりました。
今日も小学校の地層観察でした!
小学生が地層を観察している間、戸隠の地中の星
瑪瑙(めのう)を拾うことができました。
パワーストーンとしては「真実の石」とも呼ばれるらしいです !(^^)!
今日はエジプトと戸隠、両方の☆の競演でした