戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

のきした

一日雪が舞う、静かな土曜日。
時々、近くの道路を除雪する、除雪車のエンジン音が
頼もしく響いてきます。


パソコン作業に集中してると、背後の勝手口のあたりから
かさり・・・
と小さな音。
ふり向いても窓の外には誰もおらず、気のせいかと思った瞬間、
パキ、パキと硬いものを割る音。
さらに、ジュクジュクッ
という特徴的な声。


あいつか!と、そっと窓から軒下をのぞくと、
ぱっと小さな黒い影が飛び立ちました。

白黒もようのシジュウカラです。


軒下の荷物の中に、ヒマワリの種が入った箱が隠れていました。
それを目ざとく見つけて、殻をわり、中身を食べていたようです。


おそらくこの雪で、エサを探すことが難しくなってしまい、
軒下まで侵入したところ、いいご馳走にありつけた!
といったところでしょうか。


その可愛らしい姿を見たい!と職員が窓越しに近づくのですが、
すぐに気配を察知して逃げてしまいます。
(2羽で来ていることはわかりました。夫婦かな?)
しかし相手もおいしいご馳走を見逃すことができず、
人の姿がなくなるとすぐに戻ってきて、かさこそと音を立てます。


食事の邪魔をするつもりは全くないので、
もうちょっと慣れて、
普通に姿が見られるようになるとうれしいのですが・・・


ヒマワリの種はたくさんあるので、仲間をつれて通ってね^^