戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雪はふっても 風の子は元気

本日は博物館わくわく入門!
「戸隠を味わう!」でした。

天気予報通りの雪で参加者は来ないかな・・・と

心配する中 2組が参加してくれました^^


この時期の戸隠の食文化を

自分たちで作って味わうというもので

本日のメニューは
小豆粥
おやき
おこがけうどん
えご

です

参加者のうち

こどもたちは同じ小学校に通う先輩後輩同士だったこともあり

仲の良い兄弟のように協力して作業を進めます
(もちろん大人もちゃんと働きました^^)


こちらが完成品

左上からZ字におこがけうどん、小豆粥、おやき、えごです

おこがけうどんは冬至などにたべるものと同じもの
野沢菜を干したもの(干葉【ひば】)、
人参、ネギ、油あげ、煮干、味噌で煮込んで
えくさ(エゴマ)やネギを薬味にいただきます

小豆粥は1月末のだんごっくいでたべるそうで
あずきの入ったお粥に米粉の団子をいれてたべる贅沢品です
お好みで塩をかけていただきます


おやきは説明することもないほど有名ですね
中身は干葉を味噌であえたものです

えごはえご草からつくるぷるぷるのやつです^^;
えご草(ひじきや天草などの海藻の仲間)からつくるもので
博多では【おきうと】と呼ばれています
飢饉から人々を救った食材だとか
それが北前船能登半島の輪島を経由して佐渡に入り
その後越後各地へ伝わっていって【えご】になったようです。

今回は事前に煮詰めて作っておいたものを切り分けるだけの状態に^^
(作るだけでけっこうな時間がかかるのもので^^;)
これをポン酢 や からし醤油でいただきます


どれも大人はおいしくいただきましたが
こどもたちの口には少しかたかったり
味が薄かったりしたようです^^;


それでも元気な子供たちはイベント終了後
雪だるま まで作って行きました^^
いつまで残ってるかな

なんにしても風邪ひかないようにね

そして

また お越し下さい