戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雁行

先日、帰省ついでに、
宮城県で有名なガンの越冬地へ足を伸ばしました。



4つの池や湿地が、水鳥などの水辺の生きものを守るための
国際条約(ラムサール条約)に指定、保護されています。



そこに国内で越冬するガンの約8割、10万羽が集まってくる
というのですから、驚きです。


早朝、ねぐらの池から飛び立つガンの群れは圧巻!!



けたたましい鳴き声、水をける音、羽ばたく音、
それらが洪水のように押し寄せてきます><



飛び立った後は、多くが100羽未満の群れにわかれて、
V字型の雁行の姿になるのですが、
いつも一緒にいる仲間などがあるのか、不思議です。




昼間は、ハクチョウと一緒に近くの田んぼで落穂ひろい。


農道にもあふれてます・・・




そこを爆走する地元の軽トラ。


飛び立つガン&ハクチョウ!


これがいつもの光景なのでしょうね・・・


よそから来た自分たちにはそれをする勇気はありませんでした・・・^^;



3度目の訪問なのですが、同じ日本にすんでいて、
こんな場所が農村風景としてあること自体に、毎度驚かされます。



国内で圧倒的な生きものの存在を体感できます。
おススメです^^