昨日の銀杏ではないですが、
葉が落ちた枝にも彩りはあるもので・・・
サクラの木にツルウメモドキの赤
つるがまきついて、かなり高いところまで伸びていました。
シラカバの木の上の黄色い実は、
最近気が付いたホザキヤドリギです。
寄生植物で、宿主の木から栄養をもらっています。
普通のヤドリギは常緑の葉を冬でもつけていますが、
こちらは葉を落とすので、実がよく目立っていました。
そんな高いところばかり気にしていたからか、
地上からは見えない場所の植物がやってきました。
中社の御神木のてっぺん近くにあったという
ヤシャビシャク。
野生のスグリの仲間です。
先日ご紹介した御神木のスギの枝払いで、
朽ちつつあった枯れ枝のうろから生えていたものを、
土台の枝ごと、レスキューされました。
ブナやスギの巨木の上に、ごくまれに生えることがあって、
出会えたらかなりラッキーとされる小さな木。
寄生しているわけではなく、
うろなどにたまった落ち葉を栄養に成長する着生植物です。
こんな機会がなければ、だれも気付くことのなかった
天空の住人。
春にどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです。