戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

おかげさまですm(__)m

今日は植物観察会を戸隠スキー場のゲレンデで開催しました。

8月も終盤になれば、

高原は涼しい風が吹くことを想定しての日程だったのですが・・・

 

残暑が特に厳しい今年は、

日陰のないゲレンデでの開催は殺人行為!

暑くなったら諦めてさっさと引きあげようと、

とりあえずスタートしました^^;

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予想に反して、雲が厚く、直射日光にあぶられることもなく、

一瞬だけ雨がぱらつきましたが、ぬれたわけでもなく、

思ったよりは快適に昼前まで過ごすことができました。

どなたか、雨雲を適度によぶ参加者のかたがいらっしゃったのでしょう。

ありがとうございます! おかげさまで助かりました^^!

 

ゲレンデの下の方の面は、

もともと水が染み出すちょっと湿った草地なので、

湿地の植物も多く見られました。

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アケボノソウ

 

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ウメバチソウ

 

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ハナイカリはあちこちに群落をつくっていました。

 

そんな湿地には地味系の植物の種類も豊富で

その中の一つが

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イトイヌノヒゲ(糸犬の髭) 

ホシクサ科というグループに属しますが、それも知られてないですよね^^;

 

それにしても、なんて斬新な名前なんでしょう・・・

花の周りの苞葉がのびるようすが、犬の髭のように見える

イヌノヒゲという種に、近い仲間です。

この仲間をみると自然と柴犬館長の姿が思い出されます。

群生しているようすをみると、

 

ワンワン ワワンワンワン! ワワワ~~~ン!!

 

と、たくさんの館長に囲まれている気分になります。

 

ちなみに、田んぼの周囲には

ヒロハイヌノヒゲもよく見られます。

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こんな姿です。かなりごついです。

大型犬ですかね^^;

 

館長のお導きもあって、

無事に観察会を終えることができたといったところでしょうか^^

今後もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m