戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今年の夏はクジラ

今日も暑いですね

 

そのせいか?

今朝プールを視察に行くと

ギンヤンマが水浴びして(おぼれて)いました^^;

 

近くのススキをぶちっとして

差し出すと抱きついてきました

無事救出

 

ちなみに海抜750mの当館でも

14時には 33℃ を 越えていました^^;

水浴びもしたくなるような暑さではありますね

まだ6月なのに

 

されど

6月も終わろうとしている

ということは

7月になるということで

夏の企画展も進めないといけない><

ということで 準備中をアピールして

自分にカツをいれることにしました><

 

とはいえ

常設しているものや諸事情で

直前の週にやらないといけないもあるので

できることを少しずつ進めています

クジラひげコーナーをつくったり

(最後の大物まちです><)

歯のコーナーを作ったり
(ここも大物まち><)

頭骨のコーナーも作り

前足(胸ビレ)のコーナーを作りました

 

そして

小ネタも用意!

イルカの尾椎のトーテンポールです^^;

上にいくほどしっぽの先に近くなります

一番上の骨なんて カッパ に見えませんか?

 

逆に下の方

特にこちら

ぱお~んっていいそうではないですか?

まさに ガネーシャ みたいではありませんか?

え? 薬屋さんにあるサ〇ウの販促キャラですって?

まぁ それはともかく

カッパ って思うことは あったようで

クジラの椎骨化石を カッパの頭として 

伝えているお寺さんもあるそうなのです

 

そんなこんなで 小ネタもまじえて

クジラという生き物について

学べる企画展になる予定です

捕鯨とか保全とかの話はしませんけど^^;)

 

ただ実質準備日数が10日を切ってしまいました

ちょっとやばいかも^^;

クジラは奥が深くて><

 

 

そして 余談・・・

 

今日 来館された方に質問され

多分 真空の実験につかうのだと思いますと答えたものの

本当の使い方がわからなかった こちら

試しにつくった会社に聞いてみたら

瞬殺でした><

 

マグデブルグ半球

というもので 

排気盤にのせるとゴム栓をつなげなくても

球体の中の空気を排気できる代物だそうです

 

つまり

球体の中の空気を抜いて真空にすると

球体についてる持ち手をいくらひっぱっても外れないぜ

でも 

空気入れたら簡単にはずれるんだよってもので

 

なから

想像していた通りの実験器具ではありました

 

でも 

名前もわかって すっきり解決!

教材会社の方 ありがとうございました

やっぱ 専門家はすごいですね