戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

遠方からのお客さま

当館の評判を聞きつけて、はるばる秋田から来館した大学生がいました。平日は館の最寄りのバス停(参宮橋入り口:道のり約3km、標高差150m)から、本数は少ないのですがコミュニティーバス(戸隠地域を回る小さなバス)が出ています。しかし、今日は祝日・・・。バスの運行表を調べてこなかったらしく、道に迷いながら1時間ほどかけて歩いてきたそうです。彼が館に着いたのは午前10時ごろ、11時半ころには館内を見学し終わり、帰ろうと受付でバスの時間を質問した彼は愕然としたようです。なんと、午後1時50分までバスがなかったのです。時間をもてあました彼は骨好きということもあり、骨格標本作りを手伝ってくれました。思わず良い体験ができたと、彼はうれしそうに帰っていきました。みなさんもバスで来館される際は(あまりないかもしれませんが・・・)、運行表をチェックしましょう。

彼がきれいにクリーニングしたニホンジカ骨格標本。あとは過酸化水素水で漂白してできあがりの予定です。