戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

自然観察会in雪の森

今日は晴れて気温も上がり、絶好の自然観察会日和となりました! スノーシューをはいて雪がつもる森へ出かけ、動物たちの足跡や冬越しするトンボ探しをしました。御年輩の方から3歳の幼稚園児まで、さまざまなかたが参加されて、雪遊びをしつつ、楽しい探検になりました。

(↑足元だけでなく木の上や幹の隙間にも注目!)
森の入り口から続くウサギの足跡…… どんどん追いかけていくと、斜面からおりてくる足跡とも交差する、ウサギ銀座がありました。また、ヤマドリの矢印型の足跡がつながっていたり、タヌキらしい足跡があったりと、森の生き物たちが活発に活動している姿を想像できました。これも、雪があるからこそ楽しめる、冬の森の醍醐味です。

(↑ヤマドリの足跡は矢印型。矢印とは反対向きが進行方向)
成虫で冬越しする「オツネントンボ」の仲間は残念ながら見つかりませんでしたが、木の幹をよ〜く見てみるとたくさんのガ(?)の卵が産みつけられていたり、キノコが生えていたり、ウサギのフンも発見されました。また、カエデのタネが枝からくるくる回転しながら落ちてくるところも見ることができて、盛りだくさんの観察会でした。
皆さん帰られる時に、「ありがとうございました」と声をかけてくださいましたが、こちらこそ参加された皆さんに感謝! そんな1日でした。

(↑感想にかわいい絵を残してくれた子も!)