戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

出番待ち

今日は転任になる某小学校の理科の先生の引越し手伝い、つまり、いらない備品の回収へ行ってきました。
先生が個人的に集められたタネやホネのコレクション、学校の廃棄本、植木鉢、プラスチック容器、昭和20年代の食器棚、古い給食のお盆やお皿、などなどなどなど… とにかくありとあらゆる物が出てくる出てくる。
先生曰く、「もう捨てるしかないので、何でも好きなものを持って行って!」とのこと。それなら、とこちらも遠慮なく、喜んでいただいてきました。
そして今回の目玉は、保健室の古い備品。

底が丸い4色のガラスビンがとても味があってきれいです。
何に使うものかわかりますか?
実はこれ、耳やのどの検査の時に使うヘラなどを入れるものなんです。使用済みかどうかなどを別々のビンに入れて区別していたようです。
こうした学校の備品や教材は、4月24日から始まる春の企画展「昔なつかし 学校教材」展で展示します。この備品も、さっそく磨かれて、企画展示室の棚で出番を待っています。