戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

新たな仲間

新しい仲間が三人くわわる。
その三人の名は、(1)ケニアントロプス・プラトプス、(2)アウストラロピテクス・ロブストゥス、(3)クロマニョン人。なんと現世人離れしたお名前ですこと!!


この三人に添付されてきた英語の説明書をきわめて主観的に(笑)簡単にまとめると、次のとおり。
(1)ケニアントロプス・プラトプスは、ひらたいお顔がなんとも憎めないやつ。ケニア出身。
(2)アウストラロピテクス・ロブストゥスは、右の犬歯、第一小臼歯、三つの大臼歯がきれいに並んだ、笑顔のキュートな成人の女性。南アフリカ出身。
(3)クロマニョン人は、脳みそいっぱい(1600cc以上!)インテリ派。頭の形のよさは誰にも負けない。あだ名は、ビッグ・クリフ。フランス出身。

いずれも現世人(ホモ・サピエンス・サピエンス)ではありませんが、わたしたちと同じ霊長類。彼ら彼女らはもうこの世にはいませんが、その昔にがんばって厳しい気候変動に適応ながら生き延びたからこそ、今の私たちがいます。

本日、新しい仲間たちにネームプレートがつきました。3階の展示室のどこかの展示ケースで、あなたが来るのをずぅーっと、ずぅーっと、ずぅーっと待っているぞ・・・と書くと怖いですね。