戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

柿渋

今年豊作だったカキ。
有効利用法を考えているうちに、どんどん熟れてしまいました。
この資源を活かすのは柿渋(かきしぶ)づくり! 
という職員の発案のもと、
ペーストになった大量のカキ。

柿渋は、渋柿の実を発酵させて作られるのですが、
それを樽に塗ったり布を染めたりして、防水性や防腐性を高めます。
草木染めの発展型としては、もってこいの素材です。


しかし、調べてみると、熟成には年単位の時間がかかるとか。
うまくできるか、壮大な実験のスタートです。