今日は、長野県の北の端に近い村からはるばるやってきた、元気な子どもたちと
地層見学をしました。
せっかくなのでスペシャルコース、河原にもおりました。
黒曜石のかけらが入った石や、メノウもいくつか拾えました。
地層からはきれいな葉っぱの化石も。
色々な発見があった、楽しい観察会でした、、、
が、
職員も初めて目にする、世にも奇妙な光景にも出会いました・・・
(ぬるぬる系でちょっとグロテスクなので、苦手なかたはご注意ください^^;)
中央にカタツムリの殻。
長く伸びているのは、、??
初めはカタツムリの体が伸びてしまったのかと思ったのですが、
よく見ると、頭が三角形の、コウガイビルという生き物のようです。
何が起きているのかその時はわからず、とにかく気持ち悪いな、と思っていました・・・
後で調べたところ、ちょうどコウガイビルのお食事風景だったようです^^;
じつはこのコウガイビルは、理科の授業で一度は聞いたことがあるでしょうか、
体を切っても切っても再生する、あのプラナリアの仲間。
お腹のところに口が開いて、消化液をだし、
ミミズやナメクジ、そしてカタツムリなどの体液を吸い取るそうです。
目撃したシーンは、カタツムリの殻の中に口を差し込んで、
ごはんをちゅうちゅう吸っていたところ、というわけ。
今年の職員は、同じ地層コースを歩いていても、
巨大メノウなど、大変なものを発見する確率が非常に高い!
次はどんなものに出くわすのでしょうか?
怖いような、楽しみなような・・・・・・^^;
ちなみに、コウガイビルの「こうがい」について、以前知人と話をしたのですが、
「公害」のことではありません。(知人は公害に強いヒルだと思っていたらしい)
昔の女性が頭にさしていた、「笄(こうがい)」というかんざしに似た道具を知っていますか?
頭が三角形に膨らんでいることからこの笄に見立てて、名前がついたらしいのです。
が、
女性の命、髪をとめる道具の名前を、くねくねぬるぬるした生き物につけるなんて、
ちょっとセンスを疑ってしまいます・・・
(そこには、この生き物への「愛」があったのかもしれませんがね^^;)