戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

昨日、鬼無里へ行く途中の1コマ

カラマツの倒木にフジの木がからみついているとの情報があり、
ちょっと撮影。

カラマツの切断面には約30年の年輪が見られました。

かなり上に位置する部分でのものなので、40年以上はたっている
カラマツかなぁと思います。


専門家の間では、こうした根元から倒れる現象を「根返り」と呼ぶそうです。
最近、教わりました。


最初、音で聞いた時、脳内で妄想した文字は「寝返り…?」
「へぇー」と思って、笑ってしまいました。


こうなると、フジとカラマツの血みどろの戦いを想像させます。
コブラツイストのようだ、と思った時期もありました。

何年も続いた戦いで、弱ったカラマツはねがえってしまったのかなぁ?
フジの木は、まだ生きているのではないかなぁ?


脳内の妄想が広がる情景でした。