戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

朝はチョー寒い!

暑い、暑いと言っていましたが、

いつの間にやら冬が近づいていました。

今朝は、この秋一番の冷え込みとなり、

戸隠では氷点下となりました。

車のフロントガラス…


刈り取りの終わった蕎麦畑



飯縄・戸隠山も雪がつもったのではないか、と心ひそかに準備していたのですが、

白くはなっていません。

しかし、はるかに見える北アルプスは真っ白です。


冬が駆け足でやってきています。

館内も朝夕は暖房をいれないと、寒くて寒くて…


人間の感覚とは、いかに周りの環境に支配され、弱弱しいことか…

寒くなると思い知らされます。

それを克服するために、環境を変える能力を身につけてきたのですから…





ここからは、とても個人的なことになります。

過日、私の大学院時代の恩師が、鬼籍に入られました。

第四紀学や地下水学をはじめ、考古学にも造詣が深く、

「人類紀」の研究を総合的に進めた方です。


たくさんのことを教えていただきました。

その恩師の影響もあって、

この博物館は、戸隠の「自然」と「人間」のかかわりを扱うものになりました。


一度この館をゆっくり見てもらいたいなぁと思っていましたが、

それもかなわない話になってしまいました。

ご冥福をお祈りします。そして、この博物館の今後を見守ってください。

合掌…