戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

どこまでみえるかな?

昨日は大寒、朝から晴れ、放射冷却で厳しい寒さとなりました。

 

戸隠では-10℃以下に…

 今朝も-7℃ほど…

 

そのため、トイレが凍結してしまいました。

 

うーん、しょうがないなぁ (+_+)

トイレでストーブを炊いて、氷を溶かすか…

 

2時間ほど焚くと、ようやく水が出ました… (*^_^*)

 

午前中のミッションは完了です!

 

 

昨日は、別のミッションが発動していました!

 

高気圧におおわれ、必ず晴れる!と見込んだので

 

戸隠山はどこまでみえるのか、ということにチャレンジ!

 

 

 

ここからなら見えるかも…という場所に出かけました。

 

北佐久郡立科町 山辺 権現山

 

ここには、九頭龍の伝説が残っており、

戸隠に関係していたというお寺も存在しています。

 

権現の湯という温泉もあります ♨

 

事前の調査では、戸隠山が見えるかなぁ…という予測

 

実際に行ってみました!

 

空気が澄んでいたので、高妻山をはじめ戸隠山がばっちりと見えました!

 

オッ-!感動!

 

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権現山の山頂には、九頭竜をお祭りした神社があります。

 

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この山頂から、戸隠山を遥拝したのでしょう!

 

この地と戸隠は、いろいろなつながりがあったようです。

 

信州地質学の祖、五無斎保科百助も、この地の出身…

津金寺には、彼を偲ぶ石碑もあります。

 

これらについては、また後日…

 

天気が良いので、帰りの道中でも、戸隠山が見えたり、隠れたり…

 

坂城町力石(ちからいし)からみた戸隠…

 

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だんだんと、その存在が大きくなっていきます。

 

丁度、千曲川が浸食した谷地形と、戸隠山の方向が合致しているので、

 

標高733mの権現山からも、よく見えるのですね。

 

この南東方向の先には、もっと何かがあるに違いない…

 

そんな、妄想がちらついています。

 

この次は、どこをめざそうかなぁ…

 

 

追記

そうそう、権現山の公園には、九頭龍様にちなんで、

龍の遊具が鎮座していました。

 

この発見にもちょっと感動!

その遊具のてっぺんには、立派なお顔があります。

 

浅間山をにらんでいるとか、いないとか…

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皆様もぜひ、お出かけを!