戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ご当地もの?

年末年始は毎年関西ですごすのですが、

今回は奈良に寄り道しました。

 

狭い路地に町家が並ぶ、昔ながらの住宅地を歩いていたら、

小さなお宮を発見。

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なんとなく心惹かれてお参りに寄ってみると、

出迎えてくれたのはかわいい狛犬でした!

 

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大笑いしているとしか思えない口に、団子鼻

 

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反対側のも微笑んでます^^

 

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鼻にはお賽銭がのっていました。

 

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しっぽまでかわいいです^^

 

まるでディ〇ニーキャラ

狛犬ファンなので、けっこう気にして見ているほうですが、

こんな顔には初めて出会いました。

境内の説明書きによると、幕末の慶応3年、1867年のものとのことです。

威厳よりも親しみやすさ重視のお宮さんなのでしょうか?

 

さらにちょっと離れたところにあった別のお宮では、こんな光景も

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狛犬の足に赤いひもがたくさん結び付けてありました。

説明を読むと「狛犬の足止め祈願」とあります。

江戸時代は

  家出人や悪所通いの足が止まりますように

  子どもが神隠しにあいませんように

と願掛けしていたものが、現代は

  客足が遠のきませんように

  恋人と一緒にいられますように

と、商売繁盛・縁結びを祈願するそうです。

 

時代や場所で、いろいろと祈りも変わるものかもしれません。

 

とりあえず新年の平穏をお祈りしました。

災害の少ない、いい年になりますように^^!