戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日も秋晴れ

いいお天気です。

里の紅葉はちょうど見頃を迎えています。

 

通勤のとき、どこをみてもきれいで、

今年は得をした気分になります^^

 

しかし、秋が深まるということは、冬が近いということ・・・

ちょっとずつ冬の準備を始めています。

 

リースの材料集めもその1つ・・・

今年は近場でいい色のアジサイが手に入りました。

現在、某所で陰干し中です。

この色がうまく残ればいいのですが・・・(-_-;)

 

リースなどの工作の材料として重宝するのがどんぐり。

今年は豊作で、どこに行っても大量に落ちています。

こちらはコナラなのに大粒で、ミズナラサイズです。

ブナやクリもよく実っていますし、

今年は森のくまさんもしっかり食べることができそうです^^

 

昨日は個人的に休みだったので、秋の文化活動をしてみました!

隣町の博物館の特別展を見せていただいたのですが、

ちょうど解説を聞くことができて、ラッキーでした。

用水についての内容ですが、とても刺激を受けました。

地質や人の歴史と深いかかわりのある水。

奥が深ったです。お近くのかたは是非ご覧ください。

いいづな歴史ふれあい館 - 飯綱町 (town.iizuna.nagano.jp)

 

丘の上の博物館から斑尾山がよく見えました。

 

市内の千曲川沿いの発掘現場の様子も見てきました。

3年前の台風による堤防の決壊で、

大きな被害を受けた現場でもあります。

被害を受けた神社は、小さいながらお宮が復活し、

立派なケヤキの木が在りし日の姿を偲ばせています。

奥の白い建物が発掘の事務所です。

 

この堤防の下にも幻の長沼城の本丸の跡が隠れているとか。。。

水辺に造られた戦国時代からのひら城です。

陶器の破片などの発掘遺物も見ることができました。

どんなお城で、どんな人が、どんな生活をしていたのでしょう。

興味がつきません。

 

近くのお寺にこれまでの洪水の水位標がありました。

夕方の逆光で、よく写りませんでしたが、

上から2番目のが今回のものです。

記録に残るものでは、過去2番目の高さということになります。

 

泥で埋まっていた集落も、だいぶ復旧していることがわかって

ほっとしました。

お天気に恵まれて、深まる里の秋を堪能することができました。

 

冬になる前に行きたいところが目白押しです。

なんとか全部まわりたいな~~

 

おまけ

昨日ステキなケムシに出会いました! 

 *苦手なかたはご注意ください!!

 

某いもむし図鑑の表紙を飾っているケムシです。

リンゴドクガ!

 

全身レモンイエローの毛並みですが、

お尻には尾のような赤い毛の束が!

背中が丸まった時に、黒い筋が見えます。

刺激すると、背中を丸めて、

黒と黄色のツートンカラーの警戒色となるそうです。

 

かわいい・・・(>_<)

 

公園の中で、一人怪しく撮影会に没頭してしまいました。

 

ちなみに、ドクガの仲間、というだけで、

このリンゴドクガ自体には毒はないそうです。

ますます高感度があがりました^^