戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

やられました!

梅雨時に雨が多かったせいなのか?関係性は不明ですが、

アブの発生が今年は多いような気がします。

 

小型のアブで、人の血を吸うやつを、長野県北部では【ウルリ】と呼びます。

 

 

f:id:Naturalhistory:20200821153444j:plain

 

和名は「イヨシロオビアブ」というらしいのですが、

背中に白い帯があるのが、その名の由来…

 

なぜ、「イヨ」がつくのかは不明です。

「伊予(愛媛県)」で発見されたのでしょうか?

どなたか、ご存じの方がいたらご教示ください。

 

これにかまれると痛いの痛くないの…

体調によっては、大きく腫れることがあります。

 

富山県では、「オロロ」とも呼ぶそうです。

 

先日、お盆の最中、受付時、

このくちばしで血を吸われてしまいました。(不鮮明ですみません 0rz)

油断大敵でした。

f:id:Naturalhistory:20200821153536j:plain


 

右腕の手首です。

刺された瞬間は、「いたたっ…」と思いましたが、

 

お客様の手前ですから、「この野郎!何しやがるんでぃ!」などと

ほざくわけにもいかず、おとなしく涼しい顔をしていました。

 

それが失敗! その後、どんどんと真っ赤にはれ上がっていきます。

 

f:id:Naturalhistory:20200816100107j:plain

その痛いこと痛いこと、じんじんきたきた…

 

熱ももってきました…

 

そこで、コロナ対策用の非接触式温度計ではかってみることに…

非常に有効な機械です。

 

何も刺されていない左腕とは、約0.3℃の差が生じていました。

 

?????

 

表面温度の差なので、と諦めましたが、

体感的には3℃ぐらいは高いのではないか?と思います。

 

しょうがない、これはブログのネタにしよう!

明日には、この腫れも引くだろうさ…との楽観的希望…

 

暑いのでその晩はビールを飲んでしまいました…

それが失敗のもとなのか?

 

明朝は、もっと腫れが拡大し、さらに痛くなりました!

もう一回、温度差をはかってみると、約0.4℃の差です。

f:id:Naturalhistory:20200817111733j:plain


 

体感的には、もう40℃越えの感じです…

このまま腫れると、熱中症で倒れてしまいそう…

 

しびれもひどくなりましたが、やはり接客業のサガで、

涼しい顔で、受付に臨みます。

 

近夏、同僚も右腕に傷をおったので、

博物館に右腕の呪い?をかけたやつがいるのかも…

そんな思いも、痛みの中で感じました。

 

まあ、全治3日でなんとか回復することができました。

こいつめ!

捕まえたら、今度はカエルのえさにしてやるぞ!倍返しだ!

 

そんなことを思いつつ、今日も受付業務に励みます…

皆様も、熱中症とウルリ、コロナにお気を付けを…