戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

前代未聞の記者会見…

今日は6月13日、久しぶりの快晴!

 

朝の戸隠の気温は7度ほど、寒い寒い…

「柴犬館長、寒いです、凍えてしまいます…」

 

陽があたるとぐんぐん気温は上昇…

お昼過ぎ、長野市役所周辺は気温27℃越え、

 

この気温差はきついです。

 

市役所に行った理由は、記者会見です。

市長の横で、博物館の企画をアピールします。

今回は、信州新町化石博物館のディプロドクスのデザインと愛称の募集の件。

 

全長32mの巨大恐竜の生態を考えて、

新しい発想で、色や模様を考えてください!

そして、親しまれる名前をつけてほしいです。

めんこちゃん以外でお願いします。

 

そのアピールは、並大抵のものでは注目を浴びないぞ!と

事前にくぎを刺されていたので、強行手段を考えました!

 

はたして、これでいいのでしょうか?

事前に、担当課長にはお断りをしておきました。

「今日の会見後、クレームくるかもしれないよ…」

「あなたの会見なら、しょうがないよ」とのお応え…

 

じゃあ、予定通りにやりましょう!

まず、アルゼンチノサウルスの椎骨を写真パネルにして披露!

1m60㎝のものです。(群馬県立自然史博物館 所蔵)

これは、新町の企画展で展示します。

会見前に唐草模様の風呂敷で隠しておき、それをめくって、いきなり紹介!

 

そして、極めつけのパフォーマンスは、「恐竜の鳴き声」…

江戸家猫●ではないので、かわりに【ほら貝】を吹きました。

 

「自分 不器用ですから…(ここは、けんさん調で)、

                  ホラしか吹けません…」

 

史上初!長野市の定例記者会見でホラを吹く!という暴挙を決行

会場のテンションはMaX?に…

 

 

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K市長からは「いつもよく考えてくるね、しかも上手で、感心するよ」との、

おほめをいただきました。

 

担当課や記者の皆さんにも期待されている方が多い(?)ようで、

会見後には「博物館の、楽しみにしているんですよ…」とか、

「鶴●師匠との共演見ました!」なんて言われると、

なんでもやりましょう!という気になってしまいます。

豚もおだてりゃ、木に登る、ってなもんです。

 

この長野で「博物館という文化」が注目されるのであれば、

なんでもやります!

合点承知の助!

お安い御用です…

 

【影の声】そんなことを書いてますが、

     ほんとは心臓バクバクなんですがね!

 

※注 記者会見の模様は You●UBEで、みれるようなので、

   興味のある方は、ご勝手にご覧下さい。

 

追伸 本日、博物館の南側からアカショウビンの鳴き声が聞こえました。

   かなり近い場所からのきれいなさえずりだったそうです。

   明日も聞こえればいいなぁ、と思います。