植物には風の力で種を遠くに運んでもらうものがあります。その方法の1つとして“わたげ”を使ってふわふわと飛ばすものがあります。たとえばタンポポです。“わたげ”がどのような構造をしているのか気になったので顕微鏡でのぞいてみました。どれも同じではなく、仕組みが違っていることに気付きました。セイヨウタンポポとフキノトウの繊維は直毛で毛羽立っているのに対し、ヤマネコヤナギとヤマナラシは何本かに枝分かれした細いちぢれた繊維からできていました。 “わたげ”もなかなか奥が深いようです(5月13日のブログも見てみてください)。
セイヨウタンポポのわたげ
フキノトウのわたげ
ヤマネコヤナギのわたげ
ヤマナラシのわたげ