戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

解剖団の活躍ぶり

当館には、解剖団と称するボランティア集団が存在します。各地から個性の強いメンバーが集まり、動物たちの骨格標本を作っているのです。今日はフラミンゴとハクビシンを解剖しながら、体の仕組みの違いを勉強しました。専門分野の異なるメンバーが集い、協力し、話合いながらの解剖作業では、様々な視点からみることができ、初めて参加した私にとってよい勉強になりました。

「動物を解剖して中を調べるということは、野外で地層をみることと同じ」という言葉が心に響きました。動物たちも長い時間をかけて進化してきた道筋があり、今の姿になってきました。動物の中身をみて学ぶことは、その過程をたどることになるのでしょう。
今日、私たちに生命の不思議を教えてくれた両者に感謝したいと思います。